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アイテム
"森林 - 草原境界のエコトーン形成における光強度勾配の影響 ー富士山野尻草原と青木ヶ原樹海の境界を例としてー"
https://mfri.repo.nii.ac.jp/records/205
https://mfri.repo.nii.ac.jp/records/2053c71bed6-c598-405d-9e08-d850ccc870e7
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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富士山研究 第8巻23~32頁 (7.2 MB)
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Copyright (c) Mount Fuji Research Institute, Yamanashi Prefectural Government.
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Item type | 学術雑誌論文 / Journal Article(1) | |||||
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公開日 | 2022-03-30 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | "森林 - 草原境界のエコトーン形成における光強度勾配の影響 ー富士山野尻草原と青木ヶ原樹海の境界を例としてー" | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Influence of a light intensity gradient on the ecotone formation i conifer forest - semi-natural grassland boundaries | |||||
言語 | en | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 環境勾配 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 種反応曲線 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 分布範囲 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 陰性植物種 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 陽性植物種 | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | journal article | |||||
著者 |
竹内, 雅人
× 竹内, 雅人× 安田, 泰輔× 中野, 隆志× 堀, 良通× 山村, 靖夫× TAKEUCHI, Masato× YASUDA, Taisuke× NAKANO, Takashi× HORI, Yoshimichi× YAMAMURA, Yasuo |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 植物群落としてのエコトーンの成立過程を解明するためには,環境勾配による個々の種の分布の変化パターンを知ることが 有効である。その視点から,草原と森林の境界におけるエコトーン形成への光強度勾配の影響を明らかにするために,光強度の変化に対する個々の植物種の出現応答に基づいて,異なる光強度勾配をもつ群落間で種構成を比較した。調査地は,富士山北西麓の標高 1260 m に位置する野尻草原と,それに隣接する青木ヶ原樹海である。草原と森林が接する場所で,林縁が草原側に突出して光強度の変化が急な場所と,林縁が森林側に凹んで光強度の変化が緩やかな場所に,林縁を横断する長さ50 m のトランセクトを設置した(トランセクト S およびトランセクト G)。各トランセクト上に0.5 m 間隔で0.1mx1m のコドラートを101地点に設置し,植生調査を行った。調査対象は草本種及び樹高1.3 m 以下の木本種とし,出現種を記録した。環境条件として,コドラートごとに相対光量子密度を測定した。 各トランセクトの 25 m 地点を中心とした 15 m 区間での相対光量子密度の変化の幅はトランセクトSで80.1ポイント(19.4~99.5%)に対し, トランセクト G では 51.5 ポイント(4.7~56.2%)であり,相対光量子密度の変化はトラン セクト G の方がより緩やかだった。草原から森林にかけての草本層上面の相対光量子密度の変化と各植物種の出現応答の関係を調べるため, Huisman-O1ff-Fresco モデルを用いて種反応曲線を推定し,各植物種の出現確率が高い相対光量子密度の範囲を抽出した。抽出した各植物種の相対光量子密度の範囲をクラスター分析で区分した結果,光強度に対して異なる出現傾向を示す5つのグループに区分された。トランセクトGにおいては陰性植物種と陽性植物種の分布が重なる範囲がトランセクトSに比べ広いことが示された。また, トランセクトGにおいては林縁付近で特徴的に出現する種が確認された。 光強度が緩やかに変化する林縁では,陰性植物種と陽性植物種の分布の重なりが生じること,および林縁を好む種の分布範囲が広くなり生育の可能性が高くなるために,それぞれの群落内部とは異なる種構成が生じ,エコトーンが形成されていたと考えられる。 |
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書誌情報 |
富士山研究 en : Mount Fuji Research 巻 8, p. 23-32, 発行日 2014 |
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出版者 | ||||||
出版者 | 富士山科学研究所 | |||||
著者版フラグ | ||||||
出版タイプ | VoR | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 |