@article{oai:mfri.repo.nii.ac.jp:00000077, author = {佐藤, 顕義 and 中野, 隆志 and 勝田, 節子 and 高田, 隼人 and 中川, 雄三 and SATO, Akiyoshi and NAKANO, Takashi and KATSUTA, Setsuko and TAKADA, Hayato and NAKAGAWA, Yuzo}, journal = {富士山研究, Mount Fuji Research}, month = {Feb}, note = {富士山山麓のコウモリ類の動態を把握するために,2017年6月から11月まで富士吉田市剣丸尾のアカマツ林内に設置された高さ20 mのタワーの15.8 mからは樹冠および上空,5.5 mからは林内を飛翔するコウモリ類の超音波音声を録音した.さらに周辺のアカマツ林において目視および捕獲によって生息種の調査を行った.  音声調査では15.8 mからの樹冠およびその上空において主に開放空間を飛翔する10-30 kHzの周波数帯を発声するコウモリ類が優占し,8月下旬が最も多かった.さらに日没後5時間以内の記録が多かったことから周辺に日中のねぐらが存在している可能性が示唆された.一方,5.5 mからの林内での飛翔は少なく,採餌も1回のみであった.しかし6月中下旬には飛翔が多かったことから定住種は少なく,移動ルートとして利用している可能性が示唆された.生息種はコキクガシラコウモリRhinolophus cornutus,ニホンウサギコウモリPlecotus sacrimontis,ヒナコウモリVespertilio sinensis,ヒメホオヒゲコウモリMyotis ikonnikoviおよびモモジロコウモリMyotis macrodactylusの5種を確認した.ヒナコウモリは近接する施設で集団越冬している可能性が示唆され,コキクガシラコウモリ,ヒメホオヒゲコウモリおよびモモジロコウモリは捕獲時刻が夜中以降であったことから,音声の調査結果も鑑みて活動期の日中のねぐらは調査地から離れた場所に存在している可能性が示唆された.}, pages = {33--42}, title = {超音波音声録音および樹冠タワーを用いた富士山北麓アカマツ林におけるコウモリ類の動態}, volume = {13}, year = {2019}, yomi = {サトウ, アキヨシ and ナカノ, タカシ and カツタ, セツコ and タカダ, ハヤト and ナカガワ, ユウゾウ} }