@article{oai:mfri.repo.nii.ac.jp:00000049, author = {中村, 誠司 and 上嶋, 崇嗣 and 佐野, 英樹 and 田口, 由美 and 渡邊, 広樹 and 芹澤(松山), 和世 and 芹澤, 如比古 and NAKAMURA, Seiji and UEJIMA, Takatsugu and SANO, Hideki and TAGUCHI, Yumi and WATANABE, Hiroki and MATSUYAMA-SERISAWA, Kazuyo and SERISAWA, Yukihiko}, journal = {富士山科学研究所, Mount Fuji Research}, month = {Sep}, note = {本栖湖の水生植物の種組成と分布について明らかにすることを目的に湖内に4~12定点を設定し、2013 年(6 ~ 12 月)と 2014 年(3 ~ 12 月)には毎月、2015 年には 9 月に採集器と徒手により、2013年11月と2014年9月には潜水による徒手を加えて水草・大型藻類の採集を行った。また、本栖湖の光環境を詳らかにすることを目的に湖内の 1 定点で 2013年1月~2016年4月まで毎月、セッキー透明度、表層水の濁度、水深別の光量を測定した。調査期間中に水草 9 種、大型藻 9 種(うち車軸藻類 3 種)の計 18 種が確認され、そのうちセキショウモ、クロモ、エビモとセンニンモの交雑種は出現頻度が高く、優占種と判断された。また、エビモとセンニンモの交雑種、センニンモ、ホザキノフサモ、ヒメホタルイ、オオカナダモ、シャジクモ、ヒメフラスコモ、ホシミドロ属の一種、クレブソルミディウム属の一種、アオミドロ属の一種、ヒビミドロ属の一種の計 11 種を本栖湖の新産種として確認できた。さらに、南岸西部の 1 定点で 1 辺 50cm の方形枠を用いた水深別の現存量調査を実施したところ、総現存量は水深 2.5m で最大の 21.8g d.w./m2、次いで水深 5m で11.9g d.w./m2、水深 7.5m で 10.8g d.w./m2 であったが、現存量が最大となる水深が 2.5m でない種も認められた。また、水草と大型藻を併せた出現種数は水深が深いほど増加していた。調査期間中の透明度は 10.0 ~24.5mで平均15.4m、濁度は0.02~0.69NTUで平均0.31NTU、消散係数は0.127~0.198で平均0.154であった。また、3 年間(2013年1月~2015 年 12 月)の相対光量の平均値は水深 1m で 52.3%、5m で 29.6%、10m で 17.2%、15m で 10.0%、20m で 5.9%であった。本栖湖では 1991 年以降水質が改善傾向にあることが報告されており、今回の調査でもその傾向が継続していることがわかった。今回の調査で新たに外来種のオオカナダモの侵入が確認されたことから、今後も本栖湖において本種の広がりを含めて水生植物の分布や種組成の変化を注視していく必要があろう。}, pages = {11--22}, title = {富士北麓、本栖湖の水草・大型藻類と光環境}, volume = {11}, year = {2017}, yomi = {ナカムラ, セイジ and ウエシマ, タカツグ and サノ, ヒデキ and タグチ, ユミ and ワタナベ, ヒロキ and セリサワ, カズヨ and セリサワ, ユキヒコ} }