@article{oai:mfri.repo.nii.ac.jp:00000203, author = {芹澤, 如比古 and 吉澤, 一家 and 高橋, 一孝 and 加藤, 将 and 野崎, 久義 and 芹澤(松山), 和世 and SERISAWA, Yukihiko and YOSHIZAWA, Kazuya and TAKAHASHI, Kazutaka and KATO, Syou and NOZAKI, Hisayoshi and MATSUYAMA-SERISAWA, Kazuyo}, journal = {富士山研究, Mount Fuji Research}, month = {}, note = {山中湖に生育する水草・大型藻類の水平・垂直分布の現状について明らかにすることを目的に、湖の北岸に5定線、南岸に6定線、平野ワンドに4定線の計15定線を設け、2008年9月18~19日に各定線上で船上より自作の2種類の採集器を用いた水深1m毎の水草・大型藻類の採集と透明度の測定を行った。また、出現種数の多かった北岸の1地点で9月29日にスキューバ潜水により1辺50cmの方形枠3枠ずつの坪刈り採集を水深毎に行った。採食物は各定線、地点で水深毎に種類別に分けた後、生重量を測定した。その結果、湖全体で水草類12種(うち1種は交雑種)、大型藻類6種(シャジクモ属1種、フラスコモ属3種、フジマリモ糸状体、アオミドロ属)が確認された。定線調査による総採集量は6.2kg生重(平野ワンド4定線で2.9kg、北岸5定線で2.0kg、南岸6定線で1.3kg)であり、ホザキノフサモ、セキショウモ、ホソバミズヒキモ、クロモの順で採集量が多く、これらで全体の91%を占めた。また、セキショウモとホソバミズヒキモは15定線で、ホザキノフサモは14定線で、クロモは13定線で確認された。区域毎の水草の出現種数は北岸と南岸が10種、平野ワンドが8種であり、透明度は北岸で5.4~6.1m、南岸で4.7~5.8m、平野ワンドで3.4~4.3mであった。また、採集量が大きかった水深帯は北岸で3~4m、南岸で3~2m、平野ワンドで1~2mであった。北岸における単位面積(1㎡)当たりの現存量は水深3~4mで最大の2.4kg、次いで2mで0.8kg、1mで0.7kg、5mで0.1kgであった。以上より、セキショウモ、ホソバミズヒキモ、ホザキノフサモ、クロモが2008年の山中湖の優占種であり、これを過去の知見と比較した結果、山中湖では水草の種組成と優先度が数年といった短い期間でも大きく変遷していることが明らかになった。また、山中湖の水草・大型藻類の分布下限水深5mであり、透明度の増加に伴って水草の分布中心も平野ワンド、南岸、北岸の順で深くなり、種数も増加する傾向が見られた。さらに区域により種組成や生物量も異なることがあきらかになった。}, pages = {7--14}, title = {富士北麓、山中湖に生息する水生植物の水平・垂直分布ー2008年ー}, volume = {8}, year = {2014}, yomi = {セリサワ, ユキヒコ and ヨシザワ, カズヤ and タカハシ, カズタカ and カトウ, ショウ and ノザキ, ヒサヨシ and セリサワ(マツヤマ), カズヨ} }