@article{oai:mfri.repo.nii.ac.jp:00000189, author = {吉田, 洋 and 林, 進 and 北原, 正彦 and YOSHIDA, Yutaka and HAYASHI, Susumu and KITAHARA, Masahiko}, journal = {富士山研究, Mount Fuji Research}, month = {Mar}, note = {本研究では、ツキノワグマの出没の発生機構を解明するために、クマの食物環境と出没の関係を調査した。目撃調査を集計した結果、山梨県では2006年秋季に、クマの大量出没が発生していたことが分かった。さらに、人里に出没したクマを直接観察の結果から、クマが住宅地の柿に強く執着していたことと、柿を収穫したら再出没しなくなったことが明らかになった。また、ブナ科堅果の落下種子密度を測定したところ、クマが大量出没した2006年秋季には、ミズナラ種子は凶作であった。さらに、クマの食物の一般栄養成分を分析した結果、クマの嗜好性の高い糖分が、液果とブナ科堅果に多く含まれていた。以上のことから、クマが秋季に大量出没した要因のひとつとして、クマの主要な食物であるブナ科堅果が凶作であったために、クマが食物不足に陥り、食物をもとめて集落におりてきたとともに、人間活動が活発な場所の近くに、クマの嗜好性の高い食物が分布していたことがあげられる。}, pages = {9--13}, title = {食物環境がツキノワグマ(Ursus thibetanus)の出没に与える影響}, volume = {7}, year = {2013}, yomi = {ヨシダ, ユタカ and ハヤシ, ススム} }